2019.03.07

風景を見る。

「パラランドスケープ “風景”をめぐる想像力の現在」展

日 時/2019年3月24日(日)まで
会 場/三重県立美術館 企画展示室およびエントランスホール
休館日/月曜日
時 間/9:30-17:00(入館は16:30まで)
観覧料/一般:800円 学生:600円 ※高校生以下無料

<プレスリリース>
普段何気なく見ている風景も、見る人の背景にある文化や生活が異なれば印象や読みとる情報も変化します。それは、数々の詩や物語、芸術作品や映像が、風景に対する私たちの感受性や想像力を育て、文化的アイデンティティを形づくってきたためです。いま、SNSの普及やテクノロジーの進展によって、私たちの視覚体験は空間的・時間的な制限を超越し、日常で目にする風景の質も大きく変化しています。その変化は、新しい認識をもたらす一方で、固有の文化・風土に根差した風景への感受性を均質化し、地域の景観や共同体の破壊にもつながりかねない危険性をはらんでもいます。 いま、眼の前にある生の「風景」と切実かつ親密によりそうためには、どのような想像力のはたらきが有効になるのでしょうか。この問いと向き合うための機会として「Para-Landscape」展は企画されました。美術館の5つの空間を舞台に5名のアーティストが作りだす、それぞれの「風景」=パラランドスケープがそのヒントを与えてくれるでしょう。

<三重県立美術館>
〒514-0007 三重県津市大谷町11
TEL.059-227-2100/FAX.059-223-0570
http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/